BLWへのこだわり
食育に役立つ服
BLWはBaby-led Weaning(ベイビー・レッドウィーニング)の略で赤ちゃん主導の離乳と訳されます。
イギリスの保健師であり助産師でもあるGill Rapley氏によって提唱されました。
BLWは固形食を “手づかみ”で食べ、“赤ちゃんのペース” で食べ進めていく離乳食法です。
赤ちゃんの意志を尊重することができ、自尊心を高めることができます。
従来の離乳食のように大人がスプーンで食べさせることはしません。
食べる量や順番も完全に赤ちゃん任せ。食べなくてもかまいませんし、食べ物で遊ぶのも大歓迎です。
BLWではピューレ状ではなく、赤ちゃんが手で持ちやすい形の固形物を与えます。
軟らかくゆでた野菜や果物から始めるケースが多いですが、基本的に何をあげてもかまいません。
窒息の危険性がある食べ物に気を付けること、塩や砂糖をごく控えめにすること、
肉魚にはしっかり火を通すこと、ハチミツをあたえないこと、以上のことには気を付けます。
BLWをすることで、赤ちゃんは食べ物から味や触感、においや色を認知し楽しめます。
目で食べ物を見て、手先を動かすことで脳や口の発達を育むことができます。
手の指は“突き出た大脳”といわれるほど、脳の発達に大きく関わる部分。
手に取って食べるために食べ物を目で見て「視覚」、そこに手を伸ばして触れて「触覚」、
そしてうまくつかんで口に入れ味わう「味覚」といった一連の動作を繰り返すことで、
子どもの感覚機能を育むことにつながっていきます。
さらに、食べ物を食べるために「目の動き」と「手指の動き」を協調させたり、
手をより自由にしていくために自分でお座りの姿勢を保持したり、
「食べること」は運動機能の向上にもつながっています。
またBLWをすることで、家族で食事の時間を楽しむことができます。
離乳食を作る負担が減り、食べさせることをしないため親子の奮闘が起こりにくくなります。
赤ちゃんが支えをつけて安定して座れるようになり、そして大人の食事をする様子を目で追い、
よだれの量が増えてきたら、赤ちゃんを家族の食事に迎え入れましょう。
家族の食事で健康的なものは基本的にシェアすることができます。
いろいろな食べ物を経験することで、赤ちゃんはたくさんの味や触感を発見することができます。
手づかみ食べは赤ちゃんにとってとても良い影響を与えてくれます。
ですが、赤ちゃんの意志を尊重し自由に食べさせるため、汚れることも事実です。
機能的なエプロンをつけることで親御さんの片づけへの負担が軽減されると同時に、
BLWを用いた食育を行いやすくなります。
可愛く、食育に役立ち、ママの助けにもなる服。
Dianthus Lapinの服には、そんなこだわりが詰まっています。
出典元日本BLW協会 / 学研「こそだてまっぷ」